浅見光彦シリーズ

浅見光彦シリーズ

浅見光彦は作家内田康夫の推理小説に登場する素人探偵です。

シャーロック・ホームズを始めとして探偵小説シリーズの人気キャラクターは、時代を超えて何度も映画やドラマなどで映像化されています。

原作本がたくさんあればあるほど続編が作られることになりますが、俳優を変えながら現在も作られ続けているのが内田康夫の「浅見光彦シリーズ」です。

シャーロック・ホームズシリーズのように完結しているわけではなく、原作者が現役ということもあり、新作も付け加えて作られているのが特徴です。

浅見光彦の人物像は、

  • 清潔且つスタイリッシュにしてフランク
  • 長身かつ甘いマスクの33歳独身貴族
  • 名家の次男坊
  • 商社や新聞社、薬品会社に勤めたことがある
  • 兄が警察庁刑事局長
  • 父は財務省官僚だった
  • 警察組織内に浅見光彦信者がいる
  • お手伝いさんから坊ちゃまと呼ばれている

日本の名探偵ランキング(3)より引用

永遠の青年探偵 浅見光彦

浅見光彦の場合、長身で甘いマスクの33歳で独身貴族という設定があり、外見と年齢に重ねられる本人らしさを求められるせいか、一定の年齢を過ぎてしまうと演じる俳優を変えていく必要があるみたいです。

フリーのルポライターを本業として、副業で探偵事務所を構えているわけでもないのに数多くの事件を解決しているのはすごいですね。

古い順番に放送された時期と演じた俳優を並べていきます。

1982年8月21日放送・国広富之はTBS『ザ・サスペンス』で「後鳥羽伝説殺人事件」。

1986年10月11日放送・篠田三郎はテレビ朝日『土曜ワイド劇場』で「小樽殺人事件」。

1987年9月8日から1990年7月3日放送・水谷豊は日本テレビ『火曜サスペンス劇場』で浅見光彦ミステリーで全8作。

1991年3月16日公開・榎木孝明は角川映画「天河伝説殺人事件」。

1991年3月16日から2002年4月12日放送・榎木孝明はフジテレビ 『金曜エンタテイメント』浅見光彦シリーズの初代で全14作。

1994年4月25日から2000年3月27日放送・辰巳琢郎はTBS『月曜ドラマスペシャル』浅見光彦シリーズの初代で全13作。

2000年9月4日から2012年9月3日放送・沢村一樹はTBS『月曜ドラマスペシャル』『月曜ミステリー劇場』『月曜ゴールデン』(同じ時間帯で番組名の変更)浅見光彦シリーズの2代目で全18作。

2009年10月21日から2009年12月16日放送・沢村一樹はTBS『水曜劇場』浅見光彦〜最終章〜で全9回。

2002年2月5日放送・高嶋政伸は日本テレビ『火曜サスペンス劇場』で「貴賓室の怪人」。

2003年2月28日から放送中・中村俊介はフジテレビ 『金曜エンタテイメント』『金曜プレステージ』(同じ時間帯で番組名の変更)浅見光彦シリーズの2代目で2013年9月に第48作を放送。

その他としては、羽多野渉がゲーム『内田康夫DSミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ「副都心連続殺人事件」』とドラマCD 『浅見光彦シリーズ「後鳥羽伝説殺人事件」』に出演。速水もこみちはTBS『月曜ゴールデン』浅見光彦シリーズの3代目。